ロンドンの街のあちこちには個性豊かな書店が点在するのをごぞんじでしょうか?
古い建築を生かした老舗から、現代的なデザインの書店、アートのような空間まで、訪れるだけで心が満たされる場所ばかりです。
しかし、このような不安や疑問を感じる人もいるのではないでしょうか?
- 書店がどこにあるのか、分からない…
- 店の雰囲気がよく分からないから、入るのに躊躇してしまう…
- 写真を撮っても大丈夫?
この記事では、ロンドンのおすすめ書店のアクセス方法や店の雰囲気、訪問するおすすめの時間帯まで、丁寧に紹介します。
次の旅では、観光地だけでなくロンドンの本屋巡りを楽しんでみませんか?
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Daunt Books -本棚が国別に並ぶ名店
基本情報とアクセス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 創業 | 1990年、ジェームズ・ドーント(James Daunt)によって設立 |
| 本店所在地 | 83 Marylebone High Street, London |
| 特徴 | 旅行ガイドや小説・歴史・料理本などを国・地域別にまとめて棚分けする独自スタイル |
地下鉄Baker Street 駅から徒歩10分程度
特徴と魅力
本店がメリルボーンにあるDaunt Books(ドーント・ブックス)は、旅行ガイドだけでなく、その国を舞台にした小説や、歴史・料理・芸術に関する本も同じ棚に並んでおり、まるで旅をするように本を選べる書店として知られています。
また、天窓から柔らかな自然光が入り、木製の本棚とギャラリー(回廊)が温かみを演出。壁のステンドグラスが光を反射する為、店内全体がやわらかく輝いて見えます。
本店以外にもHolland Park・Notting Hillなどに店舗があり、トートバッグやポストカードなどのグッズも販売しており、お土産にもおすすめ。
訪問ガイド
- 営業時間(例:本店):9:00–19:30(日曜は短縮営業。店舗により異なるので公式サイト確認)
- 所要時間目安:写真を撮りながらじっくり見るなら、30分〜1時間程度
- 写真撮影:店内は撮影OK、しかしフラッシュや大きな機材はNG
他の人が写らないように静かに撮影し、必要なら店員に“Can I take a photo?”と声をかけるのがベター - おすすめ訪問時間:午前中〜昼前が静かでおすすめ
Libreria Bookshop -鏡張りの空間が魅力
基本情報とアクセス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 創業 | 2016年2月、共同ワークスペース「Second Home」のプロジェクトとして開業 |
| 所在地 | 65 Hanbury Street, London E1 5JP |
| 特徴 | 鏡張りの店内とスマホを控えることが特徴 |
地下鉄Liverpool Street 駅から徒歩10〜15分程度
特徴と魅力
Libreria Bookshop(リブレリア・ブックショップ)は、店内が天井まで届く木の本棚で壁一面に並び、棚の間には鏡が埋め込まれています。
その鏡が光や本の背表紙を反射して、まるで本の迷宮に迷い込んだような雰囲気を醸し出し、控えめな照明と温かい木の色合いとが相まって、アートギャラリーのような静けさを演出しています。
また、店内には「No Phones」「No Wi-Fi」の掲示があり、スマホの使用は控えるルールです。
これは、デジタルの世界から一歩離れ、本と自分だけの時間を過ごせるようにとの配慮があるように感じられます。
訪問ガイド
- 営業時間:火〜土曜 10:00–18:00、日曜 12:00–18:00(月曜定休)
- 所要時間:30〜45分(テーマを探しながらゆっくり巡るのがおすすめ)
- 撮影:店内撮影は事前許可を。スマホ利用は原則禁止なので注意。
- おすすめ訪問時間:午前〜昼過ぎが比較的静か
Waterstones Piccadilly -ヨーロッパ最大級の規模
基本情報とアクセス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 創業 | 1926年に最初の店舗がオープン ピカデリー店は2000年に開店 |
| 所在地 | 203-206 Piccadilly, London W1J 9HD |
| 特徴 | 販売エリアが6フロアでヨーロッパ最大級 |
地下鉄Piccadilly Circus駅から徒歩数分
特徴と魅力
Waterstones Piccadilly (ウォーターストーンズ ピカデリー)は、ヨーロッパ最大規模を誇る書店で、文学・アート・児童書・外国語書など、20万冊以上が取り揃えられています。
5階にはカフェ&バーが併設されており、コーヒーを片手にピカデリーの街並みを見下ろせるのも魅力のひとつです。
観光客にも人気で、多言語コーナーではロンドンらしい本をお土産として選ぶ楽しみも。
季節ごとに変わるディスプレイも見どころで、特にクリスマスシーズンには美しい装飾とともに、新刊やギフトブックが華やかに並びます。
訪問ガイド
- 営業時間:月〜土 9:00–21:00、日 11:30–18:00
- 所要時間:1〜1.5時間(5階カフェ利用含む)
- 撮影:基本OK。カフェ・通路・本棚の撮影が人気スポット
- おすすめ訪問時間:午前または夕方。5階カフェで夕暮れの街並みを見るのも◎
Foyles -明るく開放的な大型書店
基本情報とアクセス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 創業 | 1903年、William と Gilbert Foyle兄弟によって創業 |
| 所在地 | 107 Charing Cross Rd, London WC2H 0EB |
| 特徴 | 約20万冊を扱う英国最大級の独立書店のひとつ |
地下鉄Tottenham Court Road 駅から徒歩数分
特徴と魅力
Foyles(フォイルズ)は、白を基調とした壁と木製の本棚が整然と並び、通路も広く、まるで図書館のように落ち着いた雰囲気を持つ、英国最大級の独立書店のひとつです。
ガラス張りの吹き抜けがあり、自然光が上階まで届く明るい店内では、定期的に読書会やサイン会が開かれ、著者と直接ふれ合える機会も多いのが魅力。
さらに4階にあるカフェはジャズが静かに流れる空間で、コーヒーや軽食を楽しみながらゆっくり本を読むことができます。
訪問ガイド
- 営業時間:月〜土 9:30–21:00、日 11:30–18:00
- 所要時間:1時間〜(上階カフェ含む)
- 撮影:OK(階段や吹き抜けを写すと美しい)
- おすすめ訪問時間:午前中〜昼過ぎ。人が少なく静かに見られる。
Hatchards Piccadilly –王室御用達の老舗書店
基本情報とアクセス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 創業 | 1797年創業(ロンドン最古の書店) |
| 所在地 | 187 Piccadilly, London W1J 9LE |
| 特徴 | 英国王室御用達の書店(Royal Warrant) 英国文学・歴史書・王室関連・アート書籍などを中心に構成 |
地下鉄Piccadilly Circus 駅から徒歩数分
特徴と魅力
Hatchards Piccadilly(ハッチャーズ・ピカデリー)は、創業1797年のロンドン最古の書店として知られています。
店内には木製の階段や深い色合いのカーペットが敷かれ、壁一面に並ぶ本棚や、柔らかなランプの明かりが英国らしい温もりを感じさせ、クラシカルな雰囲気が漂います。
また、ハッチャーズは英国王室御用達(Royal Warrant)の書店でもあり、王室行事や歴史、伝統に関する書籍のラインナップも充実。
ロンドン中心部にありながら、静かで品格のある時間が流れる、王室と文学をつなぐ老舗書店として今も多くの人々に愛されています。
訪問ガイド
- 営業時間:月〜土 9:30–20:00、日 11:30–18:00
- 所要時間:30分〜1時間
- 撮影:許可を得ればOK。階段・書棚・外観が人気撮影ポイント。
- おすすめ訪問時間:午前中または夕方。Waterstonesと合わせて見学もおすすめ。
Word on the Water –船上の本屋さん
基本情報とアクセス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 創業 | 2011年頃に開始(「London Bookbarge」とも呼ばれる) |
| 所在地 | Regent’s Canal Towpath, London N1C 4LW |
| 特徴 | 運河に浮かぶ船(バージ)を改装したユニークな書店 |
地下鉄King’s Cross St Pancras 駅から徒歩5分
特徴と魅力
Word on the Water(ワード・オン・ザ・ウォーター) は、ロンドンの運河沿いに静かに浮かぶ 、100年以上前に造られたオランダ製ボートを改装して作られた、船上の本屋さんです。
木製の本棚やアンティークのランプ、花で飾られたデッキが温かい雰囲気を醸し出し、船内には古本と新刊がぎっしりと並び、地元作家や詩人の本も多く、偶然の出会いを楽しむ読書家たちでいつも静かに賑わっています。
天気の良い日には、船のデッキで ジャズ演奏や詩の朗読会 が開かれることも。
訪問ガイド
- 営業時間:毎日 12:00〜19:00(天候により変動あり)
- 所要時間:20〜40分(散歩コースに組み込むと◎)
- 撮影:OK。特に晴れの日の外観はフォトジェニック。
- おすすめ訪問時間:午後〜夕方。運河沿いのカフェ散歩とセットで楽しむのが理想。
Alice Through The Looking Glass -不思議の国のアリス専門書店
基本情報とアクセス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 創業 | 正式な年の記録は不明だが、2000年代初頭に開業 |
| 所在地 | 14 Cecil Court, London WC2N 4HE |
| 特徴 | 不思議の国のアリスに関連した初版本、復刻版、ティーカップなどの関連グッズも豊富 |
地下鉄Leicester Square駅から徒歩数分
特徴と魅力
Alice Through The Looking Glass(アリス・スルー・ザ・ルッキング・グラス) は、ロンドンの中心、レスタースクエア近くのセシル・コートに佇み、その名の通りルイス・キャロルの名作『不思議の国のアリス』をテーマにした小さな専門書店です。
ショーウィンドウには、アリスをモチーフにした絵本、限定アートプリント、アンティーク調のティーカップや時計などが並び、まるで物語の世界に足を踏み入れたような感覚に包まれます。
店内には英語版のほか、各国語版や古い復刻本、キャロル関連の文学書などが整然と並び、アリスファンなら思わず時間を忘れてしまう空間。
本だけでなく、英国作家や挿絵画家ジョン・テニエルのアート作品も扱っており、
ギフト選びにもぴったりです。
訪問ガイド
- 営業時間:火〜土曜 11:00〜18:00、日曜 12:00〜17:00(月曜定休)
- 所要時間目安:20〜40分程度(展示やアート作品をじっくり見るなら1時間ほど)
- 写真撮影:撮影は可能。ただし、商品や展示物を撮る際はスタッフに許可を取り、混雑時は他の来店者への配慮を。
- おすすめ訪問時間:午前中や平日午後など、人が少ない時間帯がゆっくり見られる。
ロンドンの書店:特徴まとめ
ロンドンの書店には以下のような特徴があります。
- 営業時間:9:00〜19:30前後(大型店は21:00まで営業)
- 定休日:月曜定休の書店が多い
- 所要時間:平均30分〜1時間程度(カフェを利用する場合は+30分が目安)
- 撮影:多くの店舗で撮影OKだが、店員に“Can I take a photo?”と声かけをするのがベスト
午前中〜昼にかけて訪れると、どの書店も比較的静かで落ち着いて見学でき、夕方は照明や街の雰囲気が美しく、写真撮影にもおすすめです。
今回紹介した7つの書店は全てロンドン中心部にある為、地下鉄やバスを使えば1日かけて巡ることも可能です。
ぜひ、異国での本との出会いを楽しんでください。
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