オランダにはゴッホやフェルメールといった世界を代表する画家たちの名画を所蔵する美術館がたくさんあります。
行ってみたいけど、英語は苦手だし現地の言葉も分からないから個人で行くのは不安…
私も行く前まではそう思っていました。
しかし海外旅行が初めてでも、英語が苦手でも、オランダの美術館には安心して行けます。
鉄道や路面電車が整備され便利なアプリもあるため、アムステルダム国立美術館やゴッホ美術館などへも迷わずアクセス可能です。このブログでは、海外旅行で初めてオランダに行って、実際に現地で体験したトラムの乗り方や移動手段をわかりやすく解説します。
個人でも安心して、フェルメールやゴッホの名画に出会える。
アムステルダム国立美術館
スキポール空港(Station Schiphol Airport)に着いたら、電車に乗り換えてアムステルダム中央駅(Amsterdam Centraal)に行きます。
2番または12番乗り場から路面電車(トラム)に乗り、Rijksmuseum(ライクスミュージアム)停留所で下車して、徒歩2〜3分のところにあります。

アムステルダム中央駅(Amsterdam Centraal)

路面電車(トラム)の乗り場
私は購入しませんでしたが、オランダ版SuicaのOV-chipkaart(オーフェー・チップカールト)の使い捨て版(チャージが不要、紙製)があり、駅の構内他、トラム内でも買えるみたいです。

アムステルダム国立美術館(Rijksmuseum)
オランダ最大の美術館でレンブラントやフェルメールなどの名画を所蔵しています。17世紀オランダ黄金時代の作品を中心に、歴史的な美術品が豊富に展示されています。
他の美術館にも言えますが、チケットは電子チケットをオンラインであらかじめ購入しておくと、スムーズに入館出来ます。




「フェルメール」と「レンブラント」の絵の前はずっと人だかりが出来ていました。
「夜景」は修復作業中のため、残念ながら近くで見られませんでしたが、修復作業が見られたのでこれもまた良い経験ができました。

写真撮影用にレプリカの展示もありましたよ。



個人的に絵画以外で良かったのが、併設された図書館と地下に展示された武器や鎧の数々でした!
RPGの世界観が広がっており、空想力が刺激される為、その辺りが好きな方も楽しめると思います。
ゴッホ美術館

ゴッホ美術館(Van Gogh Museum)はアムステルダム国立美術館の近くにあり、徒歩2〜3分で
到着出来ます。





ゴッホの絵はもちろん素晴らしいのですが、私が最も心打たれたのは彼の弟「テオ」との関係でした。

画商であったテオは兄に定期的な仕送りをし続けたため、ゴッホは貧しい中でも制作を続けられました。
また、約 600通以上の手紙をゴッホがテオに送っており、多くが現存しています。
ゴッホが精神の不調に苦しんだときも、テオは決して見捨てず、唯一無二の理解者だったそうです。
そしてゴッホは37歳で自殺。テオはその数か月後に精神を病み、半年も経たずに亡くなります(享年33歳)。
現在、そのお墓はパリ郊外の共同墓地に隣り合って立られています。


お互いが送り合った手紙も展示されています。
マウリッツハウス王立美術館
デン・ハーグ中央駅
アムステルダム市内から外れた、ハーグという街にある美術館です。
フェルメールの代表作「真珠の耳飾りの少女」が展示されています。
今回はホテルから最寄りの駅であったホーフトドルプ駅(Hoofddorp, Station)からデン・ハーグ中央駅(Den Haag CS)まで電車で行き、そこから歩いて15分くらいで着きます。
ちなみにオランダの国鉄(日本で言うところのJR)は、「NS」というそうです。
またNSが運行する列車の種類には以下のものがあります。
- Sprinter(スプリンター):各駅停車の列車です。
- Intercity(インターシティ):主要都市を結ぶ快速列車
- Intercity direct(特急型):アムステルダム〜ロッテルダムなど高速区間あり(追加料金あり)



デン・ハーグ中央駅内はまだクリスマスムードなのか、朝の8時にも関わらずキラキラ光ってました。
マウリッツハウス王立美術館〜入館

マウリッツハウス王立美術館(Mauritshuis)
朝9時 開館


私の大好きな画家の一人、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」と「デルフトの眺望」
この絵を見るためだけにこの美術館、いやオランダに来たと言っても過言ではありません!
寄り道〜デルフトへ

マウリッツハウス王立美術館を後にして、ハーグ駅デルフト駅から歩いて、10分くらいのところにある現代の「デルフトの眺望」
ひっそりとそれはあり、観光客もいない感じでした。
その分、好きなだけ写真に収められました。



デルフトの街は、これぞヨーロッパという感じで教会みたいな建物や石畳の市場などがあり、
キョロキョロしながら歩いてました。

デルフトの猫は大きかったです。
だれかを待っているのかな?
クレラーミュラー美術館
デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園
クレラーミュラー美術館のあるデ・ホーヘ・フェルウェ国立公園は、スキポール空港駅から電車とバスを乗り継いでいかなければならず、時間もかかりました。
私たちが使ったルートをご紹介しましょう。
デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園に入園するにもチケットが必要です。
その為クレラーミュラー美術館に入館するには、デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園の入園チケットも購入しましょう。
クレラーミュラー美術館の公式サイトで併せて買うことが出来ます。
ホテルからバスでスキポール空港(Station Schiphol Airport)まで、バス移動
スキポール空港(Station Schiphol Airport)からアーネム駅(Station Arnhem)まで電車移動
アーネム駅(Station Arnhem)からオッテルロー(Otterlo)というバス停まで行きます。
着いてすぐ駅から出てしまいましたが、バス乗り場が分からず
すぐに駅構内に戻り、駅の中にバス乗り場があるのを発見。
バスが本当に来るのか、ドキドキしながら20分ほど待っていると念願のバスが!
オッテルロー(Otterlo)に着くと10分ぐらいでクレラーミュラー美術館(Kröller-Müller Museum)行きのバスが来るので、10分程で着きます。
余談
ちなみに私はその時、バスで美術館には行っていません。
来たバスは小型で9人までしか乗れなかったからです。
次のバスが来るまで1時間あったので、美術館まで歩きました。(約6km)
5月や夏休み期間(7〜8月)は、通常より運行本数が多く、1時間に2本程度出ているようです。


テクテクと歩いて40分、デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園(De Hoge Veluwe National Park)
に着きました。この時すでに公園へのチケットを買っていたので、スマホの画面を見せて中に入ります。
そして嬉しいことに、公園内は自転車で移動出来てレンタルは無料だそうです。

自転車で10分、ようやく到着しました!
ちなみにホテルを出たのが朝の8時で、着いたのがお昼12時。
大冒険でしたが、まだ着いただけです。
クレラーミュラー美術館〜入館
クレラー・ミュラー美術館は、ファン・ゴッホ美術館に次ぐゴッホのコレクションを所蔵している
美術館です。


「夜のカフェテラス」これも好きな絵の1つです。
実際に見ると、奥への広がりと手前の光の温かみが感じられる不思議な絵でしたね。





入館直後は混雑していましたが、中に入るにつれて人とのスペースが広がり、ゆっくり1つの絵を見ていられました。
15時頃帰りのことも考え、早々に帰りました。(帰りはバスに乗れました)
まとめ
今回は私がいった美術館の行き方を解説しました。
今は便利なアプリがあったり、ネットで事前予約ができるので思っていたよりスムーズに海外旅行に行けます。
英語の習得を中学生で諦めた私ですが、初めての個人での海外旅行でオランダに行き、無事帰ってこれました。
私が行けたので、皆さんも行って帰ってこれます!
ぜひ、挑戦してみてください。
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